25年09月16日

僕たちが女性用風俗で働く理由―セラピストの収入とユーザーの本音
目次
「女風で働いてみたいけど、実際どうなんだろう?」そんな風に考えている男性の皆さん、結構いるのではないでしょうか。
女性向け風俗業界は、ここ数年でグッと身近な存在になってきました。SNSで体験談を見かけたり、友人から話を聞いたりして、「自分にもできるかな?」「どのくらい稼げるの?」と気になっている人も多いはず。
でも実際のところ、どんな人が働いているのか、本当に稼げるのか、お客さんってどんな人なのか?リアルな情報ってなかなか手に入らないですよね。
この記事では、実際に女性向け風俗で働いている先輩セラピストの皆さんに本音を聞いてみました。始めたきっかけから月収の話、お客さんとのやり取りで感じたことまで、包み隠さず教えてもらっています。さらに、サービスを利用している女性の方々からも、どんな気持ちでお店に来ているのかを聞かせてもらいました。
「ちょっと興味があるかも…」と思っている人にとって、きっと参考になる情報がたくさんあると思います。一緒にこの業界のリアルを覗いてみませんか?
女性用風俗のセラピストは、ただマッサージをするだけじゃないんです。お客さんにとっての「癒しのプロ」として、心と体の両方を満たすのが一番の仕事です。まるでカフェで友達と話すように、リラックスして過ごしてもらうための工夫がたくさんあります。
最初の10分、20分は雑談の時間といっても過言ではありません。例えば「今日はお疲れ様でした」から始まって、お仕事の話、趣味の話、最近あった出来事など、相手が話しやすそうなテーマを見つけながら自然に会話を広げていきます。ここで大切なのは、こちらが一方的に話すのではなく、相手の話をしっかりと聞いて、共感したり驚いたりといったリアクションを返すことです。
女性は「この人になら本音を話しても大丈夫」と感じると、日頃の愚痴や悩み、誰にも言えない想いを打ち明けてくれることがあります。そんな時は聞き役に徹して、否定せずに受け止めてあげる。この心の交流があってこそ、その後の時間がお互いにとって心地よいものになるんです。つまり、セラピストは体だけでなく、心のケアも担っているということなんです。
お客様の話を親身になって聞き、共感し、時には励ましの言葉をかけてあげる。日常の愚痴や悩みに耳を傾けて、「君は頑張ってるね」「大丈夫だよ」といった優しい言葉をかけることも大切な仕事の一部です。また、女性として魅力的だと感じさせてあげること、自分を大切に扱ってくれる男性を演じることも求められます。
実際の恋愛では得られない、都合の良い理想的な男性像を提供することで、お客様に特別感や癒しを感じてもらうのがセラピストの役割です。相手の好みや性格に合わせて、時には甘えん坊な彼氏、時には頼りがいのある彼氏、時にはロマンチックな彼氏といったように、柔軟にキャラクターを使い分けることも重要なスキルとなります。
アンモモでは特に「パウダー性感」という独自の施術を中心に据えています。これは専用のパウダーを使って、お客様の肌に優しく触れながら行う特別なマッサージ技法で、従来のオイルマッサージとは全く違った新しい感覚を提供できるのが特徴です。パウダーならではのさらさらとした質感が、お客様に今まで体験したことのないような心地よい刺激と深いリラクゼーションをもたらします。
もちろん、マッサージの技術はもちろんですが、それ以上に大切なのが会話やコミュニケーション能力です。お客様の話をしっかりと聞いて、心の疲れも同時に癒やしていくことで、体だけでなく精神的な満足感も提供することが求められます。一人ひとりのお客様が求めているものを察知して、その人に合った接客とサービスを心がけることが、この仕事の本質といえるでしょう。
まず体づくりは基本中の基本です。例えばジムに通って筋トレしたり、食事管理をしたり、肌のケアをしたりと、見た目を整えることは欠かせません。お客さんに「素敵だな」と思ってもらえるような外見を維持するのも立派なお仕事です。
それから会話力も重要なスキルです。お客さんとの時間を楽しく過ごしてもらうために、いろんな話題についていけるよう情報収集したり、聞き上手になるための勉強をしたりしている人も多いです。映画やドラマ、音楽、グルメ情報まで、幅広い知識があると会話が弾むものです。
さらに、マッサージ技術やリラクゼーションの知識を身につける人もいます。お客さんにより良いサービスを提供するために、プライベートの時間を使って技術向上に努めているセラピストも少なくありません。こうした日々の積み重ねが、結果的に収入アップにもつながっていくんです。
関連記事:女性用風俗セラピストの役割って?施術だけじゃない!心遣いと癒しの提供
正直なところ、多くの人がイメージする通り、「稼げる」仕事だと言えます。ただし、誰でも簡単に大金を稼げるわけではなく、そこには「頑張り」や「コツ」が必要になってきます。
自分の頑張りがダイレクトに評価されるので、「やればやるほど稼げる」というやりがいを感じる人も多いでしょう。
具体的には120分コースを例に挙げると、新規顧客では19,000円の料金から手取りが10,000円、リピーターになると22,000円に対して12,000円が支払われます。さらにプラチナ2ランクに達して指名料4,000円が加わると、新規で14,000円、リピーターでは16,000円が得られる仕組みです。
このような明確なバック率と指名料全額還元の制度は、キャンペーン割引などがあってもセラピストの収入が減ることがないという点でも優れています。
実際の収入モデルで見ると、以下のような給与水準になります。
週2回(月に8回)・1日1件のペースで働いた場合:月収はおおよそ8~10万円
週3回・1日2件のペースで働いた場合:25~30万円
週5日・1日3件のペースで働いた場合:50~65万円以上
加えて、業務に慣れ3ヶ月以上継続するセラピストのうち25~33%は、月売上50万円以上(月収に換算して30万円以上)を達成しており、高収入の実現も現実的なラインと言えます。
最も成功している売れっ子セラピストに限れば、リピーター向け120分コース(報酬16,000円)を1日2件、月に約32件こなすような働き方で月収100万円という数字も夢ではありません。
つまり、女風セラピストの平均的な月収としては週2~3回の勤務で10万~30万円程度が現実的です。一方、出勤頻度や顧客数、リピーター率、指名料獲得などの要素を高めることで、月収数十万円、中には100万円を超えるセラピストも存在するというのが実態です。
また、どこまで稼げるかは個人の努力やスキル、勤務条件、顧客層などによる差が大きく影響する点も強調されています。
女風セラピストの年収については以下の記事でも解説しているので、参考にしてみてください。
関連記事:女風セラピストの年収はいくら?月収100万円も可能?女性用風俗で高収入を得るコツ
さらに、施術後に料金が支払われないケースもあり、金銭的な打撃とともにプロとしての誇りが削がれるつらさも伴います。加えて、嫌がらせ目的の架空予約や、プライベートへの過剰な干渉、私物を無断で触られる行為などによって、仕事の安全性や安心感が脅かされることも少なくありません。衛生上の配慮として当然のシャワーを拒まれるなど、身体的・感情的な負担も大きくのしかかります。
こうしたトラブルや負荷は、見た目の華やかさをはるかに上回る現実であり、「楽な仕事だ」という印象を持つことは、セラピストの実際の苦労に目を向けていない証拠と言えるでしょう。
関連記事:女性用風俗で大変なことって?セラピストの本音や裏側を大公開
まず、女性向け風俗の場合、男性向けとは求められるものが違います。テクニック重視というより、優しさや安心感、会話力の方が重要視される傾向があります。なので、特別なスキルがなくても、人当たりが良くて相手の気持ちに寄り添える人なら、最初からそれなりに指名をもらえることが多いです。
実際に働いている先輩の中にも、「最初の月でも20万円は稼げた」という人もいれば、「慣れるまで3ヶ月くらいかかった」という人もいます。個人差はありますが、平均すると未経験からスタートしても、3ヶ月目には月30万円以上稼いでいる人が多いようです。
ただし、長期的に安定して稼ぎ続けるには、やはりお客さんとの信頼関係を築くことが大切です。リピーターを増やしていけば、時給や指名料もアップしていきますし、月50万円以上稼ぐベテランセラピストも珍しくありません。最初は誰でも未経験なので、やる気があれば十分にチャンスはあります。
多くの女性用風俗のユーザーが求めているのは、単なる身体的なサービスだけではありません。むしろ、心の奥底にある「満たされない気持ち」を埋めてくれる存在として、セラピストを求めています。
普段の生活で、女性は意外と否定される機会が多いものです。職場では厳しく評価され、恋愛では相手に合わせることを求められ、家庭では完璧を期待される。そんな日常の中で、「ありのままの自分を受け入れてもらいたい」という気持ちが強くなるのは自然なことです。
だからユーザーは、セラピストには「あなたは素敵ですね」「その考え方いいと思います」「頑張ってますね」といった言葉を求めています。外見のことでも、仕事の愚痴でも、恋愛の悩みでも、とにかく否定せずに受け止めて、肯定的な反応を返してほしいのです。
実際に働いているセラピストの話を聞くと、「お客さんが一番喜ぶのは、話を真剣に聞いて共感した時」だそうです。技術的なサービスももちろん大切ですが、それ以上に「この人は私を理解してくれる」「私を認めてくれる」と感じてもらえることが、リピートにつながる最大の要因になっています。つまり、相手を肯定し続ける姿勢こそが、この仕事で成功するための核心部分と言えるでしょう。
関連記事:【悩み相談】女性用風俗ユーザーが抱える性や心の悩みにセラピストが回答!
例えば、お客さんと話していると「普段は仕事で忙しくて、誰かにゆっくり話を聞いてもらう時間がない」「恋人はいるけど、なかなか甘えられる雰囲気じゃない」といった声をよく聞きます。つまり、日常生活で不足している「特別扱いされる感覚」や「大切にされる感覚」を求めて利用される方が多いと言えます。
具体的には、手を繋いでくれたり、優しく頭を撫でてくれたり、「お疲れさま」「頑張ってるね」といった労いの言葉をかけてもらったりすることで、心の隙間を埋めようとしているのです。プライベートでは強がって生きている女性でも、セラピストの前では素直に甘えたい気持ちになる人が多いようです。
そのためセラピストとしては、恋人のような親密さを演出しながらも、相手を否定せず受け入れる姿勢が重要になります。「君は頑張っているよ」「一緒にいて楽しい」といった肯定的なメッセージを自然に伝えられるかどうかが、リピーターになってもらえるかの分かれ道になることが多いです。技術よりも心の距離感の調整が、実は一番大切なスキルかもしれません。
ユーザーの話を聞いていると、「仕事でストレスが溜まっていて」「最近、誰とも深い話ができなくて寂しくて」といった声をよく耳にします。現代社会は、特に女性にとって人間関係が複雑で、職場では強くいなければならないし、家庭でも気を遣うことが多い。そんな中で、「ありのままの自分を受け入れてもらえる場所」を求めている人が多いのです。
そこでセラピストに求められるのは、まず何よりも「聞き上手であること」。お客さんが話したいことを、否定せずにちゃんと聞いてあげる。そして「あなたは頑張っているね」「それは大変だったね」と共感してあげることで、お客さんは心の重荷を軽くできるのです。
また、「男性から優しくしてもらいたい」という気持ちも強いです。日常生活では、なかなか男性から無条件に優しくされる機会は少ないものです。セラピストが提供する優しさや包容力が、お客さんにとっては何よりの癒しになっているようです。技術的なことよりも、この精神的なサポートこそが最も価値のあるサービスなのかもしれません。
女性用風俗のセラピストは、高収入というメリットがある一方で、一見すると分かりにくい、特有の悩みを抱えがちです。
この偏見は日常生活にも深く影響します。家族や友人に職業を打ち明けることができず、孤立感を抱える男性も少なくありません。また、他の職業への転職を考える際にも、履歴書の空白期間について説明に窮するなど、社会復帰の障壁となることがあります。さらに、医療機関や公的サービスを利用する際にも、職業を理由とした差別的な扱いを受けることを恐れ、必要な支援を受けることをためらう場合もあります。
これらの偏見は、彼らの人間としての尊厳を傷つけかねず、職業に対する誇りを持つことを困難にしています。社会全体での理解と認識の改善が求められている課題といえるでしょう。
職場での同僚関係も複雑です。競争的な環境であることが多く、同じ職業に従事していても深い信頼関係を築くことが困難な場合があります。プライベートでは職業を隠さざるを得ないため、恋人や友人との関係においても常に仮面をかぶっているような感覚に陥ります。本当の自分を理解してもらえる相手を見つけることは極めて困難で、表面的な付き合いしかできないという現実があります。
また、将来への不安も孤独感を増幅させます。年齢とともに仕事を続けることが難しくなる不安、社会復帰への道筋が見えない恐怖などを、誰にも相談できずに一人で抱え込むしかない状況が心に重くのしかかっているのです。
また、この仕事では相手の心理的なニーズに応えることが重要視されるため、常に相手に合わせた人格を演じ続ける必要があります。その結果、プライベートな人間関係においても無意識に「演技モード」が続いてしまい、恋人や友人との関係で素の自分を表現することが困難になる場合があります。
特に恋愛関係では、相手から職業的な技術と本心からの愛情を区別されることへの不安や、自分自身でもその境界が分からなくなることで深刻な混乱を招きかねません。
このような状況は、アイデンティティの確立や健全な人間関係の構築において大きな障害となり、精神的な負担を増大させる要因となっています。
関連記事:女性用風俗でNG対応される人とは?どこまでサービスを受けられるのか徹底解説
特に結婚を考える際には、相手の家族からの理解を得ることが極めて困難になります。保守的な価値観を持つ家庭では、職業そのものが結婚の障害となり、関係を諦めざるを得ない状況に追い込まれることも珍しくありません。また、既婚者の場合、配偶者の職場や近隣住民に職業が知られることへの不安から、家族全体が社会的孤立を感じることもあります。
さらに深刻なのは、将来の子どもへの影響を考慮した時です。学校関係者や他の保護者から偏見を持たれる可能性や、子ども自身が友人関係で困難を抱える可能性を想像すると、職業継続への迷いが生じます。これらの懸念は、セラピストの人生設計全体に重大な影響を与える要因となっています。
特に男性の場合、この業界で働くこと自体が社会的に異例と見なされがちで、発覚した際の家族や友人からの反応はより厳しいものになる傾向があります。父親や夫、息子がこのような仕事に従事していることを知った家族は、世間体を気にして強い拒絶反応を示すことが多く、関係修復が困難になる可能性も…。
また、同僚や学生時代の友人との偶然の遭遇、近所での目撃情報など、日常生活の中で身元が露見する可能性は常に存在します。このため多くのセラピストは、プライベートでも常に周囲を警戒し、自然体で過ごすことができない精神的負担を抱えながら生活しているのが現実です。
女性用風俗のセラピストが仕事を続ける理由は、単に金銭的なものだけではありません。高収入という大きなメリットに加え、この仕事でしか得られない独特の「やりがい」や「自己成長」が、彼らを惹きつけています。
特によく聞くのは、「お客さんに感謝されることの嬉しさ」です。サービス後に「今日はありがとう、すごく癒された」「また頑張れそう」と言ってもらえると、自分が誰かの役に立てているという実感が湧くそうです。普通の仕事では、なかなかここまでダイレクトに感謝を伝えてもらえることはないでしょう。
また、「人とのつながりを感じられる」ことも大きなやりがいの一つです。リピーターのお客さんとは、回数を重ねるうちに信頼関係が生まれて、まるで友人のような関係になることもあります。お客さんの悩みを聞いて、一緒に解決策を考えたり、成長を見守ったりする中で、深い人間関係を築けることに価値を感じている人も多いです。
さらに、この仕事を通じて自分自身も成長できると話す人もいます。コミュニケーション能力が向上したり、相手の気持ちを読み取る力が身についたり。そうしたスキルは、将来どんな仕事をするにしても活かせるものです。
特に女性ユーザーは、男性以上に繊細で複雑な感情を抱えていることが多いです。表面的な会話だけでなく、本当に求めているものを察知して応えていく必要があるので、相当な洞察力と共感力が鍛えられます。「この人は今日どんな気分なんだろう」「どんな言葉をかけたら安心してもらえるかな」と常に考えながら接客することで、人の心を理解する力がグンと伸びるのです。
そして何より、ユーザーから「ありがとう」「あなたがいてくれて救われた」といった感謝の言葉をもらえることで、自分の存在価値を実感できます。こうして培われたコミュニケーション能力や人間力は、将来別の仕事に就いたとしても必ず活かせるスキルになります。だからこそ、多くのセラピストがこの仕事にやりがいを感じ続けているのかもしれません。
ユーザーから「あなたに会えて本当によかった」「久しぶりに心が軽くなりました」などと言われた時、セラピストは「自分が誰かの人生に良い影響を与えている」という実感を得られるようです。これは、一般的な会社員などの仕事ではなかなか味わえない充実感でしょう。
ユーザーの一人ひとりの心の状態に寄り添い、その人だけに合った癒しを提供することは、マニュアル通りにはいかない仕事です。自分の人間性や経験、感性をフルに活かして、誰かの心を支えているという実感が、この仕事を続ける大きな動機になっていることが伺えます。
詳しくはYouTubeの公式チャンネルでも動画を出しているので、ぜひ参考にしてみてください。
僕たちが女性用風俗で働く理由【前編】
僕たちが女性用風俗で働く理由【後編】
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【監修・著者】
山上 潤(やまがみ じゅん)
女性用風俗セラピスト/「Un moment pour toi」「Un moment inconnu」代表
2018年より女性用風俗セラピストとして活動を開始。業界では異例となる口コミ累計1,400件超・リピート率90%以上という実績を持ち、
顧客満足度の高い接客スタイルに定評がある。
プレイヤーとして活動する一方で、店舗運営や新人セラピストの育成にも従事し、
現在は無店舗型女性向け風俗ブランド「Un moment pour toi(アンモモンプートア)」および
系列店「Un moment inconnu(アンモモン アンコニュ)」の代表として業界全体の健全な成長にも尽力している。
セラピストとしては、単なる性的快感の提供にとどまらず、会話・空間演出・丁寧な心理的アプローチによる「心身の癒し」を重視。
施術だけでなく、予約前の心構え、初対面時の空気づくり、終わった後の気持ちの整理まで一貫して寄り添うスタイルを貫いている。
高校時代にはネットラジオを通じて「声で癒す」体験を積み、その後も表現・言葉選び・感情の読み取りにおいて独自の感性を磨き続けてきた。
接客人数・経験値ともに業界トップクラスであり、「人生が変わった」「自己肯定感が上がった」という声が後を絶たない。
本記事では、女性用風俗というテーマに対して読者が安心して正しい情報に触れられるよう、実体験に基づいた監修・編集を担当。
自身の活動を通して得たリアルな知見と、業界のあり方に対する真摯な姿勢をもとに、執筆・企画・チェックを一貫して行っている。
女性向け風俗業界は、ここ数年でグッと身近な存在になってきました。SNSで体験談を見かけたり、友人から話を聞いたりして、「自分にもできるかな?」「どのくらい稼げるの?」と気になっている人も多いはず。
でも実際のところ、どんな人が働いているのか、本当に稼げるのか、お客さんってどんな人なのか?リアルな情報ってなかなか手に入らないですよね。
この記事では、実際に女性向け風俗で働いている先輩セラピストの皆さんに本音を聞いてみました。始めたきっかけから月収の話、お客さんとのやり取りで感じたことまで、包み隠さず教えてもらっています。さらに、サービスを利用している女性の方々からも、どんな気持ちでお店に来ているのかを聞かせてもらいました。
「ちょっと興味があるかも…」と思っている人にとって、きっと参考になる情報がたくさんあると思います。一緒にこの業界のリアルを覗いてみませんか?
女風セラピストの仕事内容とは

女性用風俗のセラピストは、ただマッサージをするだけじゃないんです。お客さんにとっての「癒しのプロ」として、心と体の両方を満たすのが一番の仕事です。まるでカフェで友達と話すように、リラックスして過ごしてもらうための工夫がたくさんあります。
おしゃべりで心を開いてもらう
女性向け風俗のセラピストにとって、実は一番大切なスキルかもしれないのが「会話力」です。多くの女性客は、いきなり本題に入ることを望んでいません。まずは心の距離を縮めて、リラックスしてもらうことから全てが始まります。実際にアンモモでも、施術とは別にコンサルテーションの時間をしっかりと設けています。最初の10分、20分は雑談の時間といっても過言ではありません。例えば「今日はお疲れ様でした」から始まって、お仕事の話、趣味の話、最近あった出来事など、相手が話しやすそうなテーマを見つけながら自然に会話を広げていきます。ここで大切なのは、こちらが一方的に話すのではなく、相手の話をしっかりと聞いて、共感したり驚いたりといったリアクションを返すことです。
女性は「この人になら本音を話しても大丈夫」と感じると、日頃の愚痴や悩み、誰にも言えない想いを打ち明けてくれることがあります。そんな時は聞き役に徹して、否定せずに受け止めてあげる。この心の交流があってこそ、その後の時間がお互いにとって心地よいものになるんです。つまり、セラピストは体だけでなく、心のケアも担っているということなんです。
「理想の彼氏」になってあげる
女性向け風俗で働くセラピストの最も大切な仕事は、お客様にとっての「理想の彼氏」になってあげることです。これは単純に身体的なサービスを提供するだけでなく、女性が心の奥で求めている男性像を演じることを意味しています。お客様の話を親身になって聞き、共感し、時には励ましの言葉をかけてあげる。日常の愚痴や悩みに耳を傾けて、「君は頑張ってるね」「大丈夫だよ」といった優しい言葉をかけることも大切な仕事の一部です。また、女性として魅力的だと感じさせてあげること、自分を大切に扱ってくれる男性を演じることも求められます。
実際の恋愛では得られない、都合の良い理想的な男性像を提供することで、お客様に特別感や癒しを感じてもらうのがセラピストの役割です。相手の好みや性格に合わせて、時には甘えん坊な彼氏、時には頼りがいのある彼氏、時にはロマンチックな彼氏といったように、柔軟にキャラクターを使い分けることも重要なスキルとなります。
体も心もリラックスさせるマッサージを施す
女性向け風俗のセラピストが行うサービスの核となるのは、女性のお客様に深いリラクゼーションを提供することです。単なる性的なサービスではなく、日々のストレスや疲れで凝り固まった心と体の両方を、じっくりと時間をかけてほぐしていくのがメインの仕事になります。アンモモでは特に「パウダー性感」という独自の施術を中心に据えています。これは専用のパウダーを使って、お客様の肌に優しく触れながら行う特別なマッサージ技法で、従来のオイルマッサージとは全く違った新しい感覚を提供できるのが特徴です。パウダーならではのさらさらとした質感が、お客様に今まで体験したことのないような心地よい刺激と深いリラクゼーションをもたらします。
もちろん、マッサージの技術はもちろんですが、それ以上に大切なのが会話やコミュニケーション能力です。お客様の話をしっかりと聞いて、心の疲れも同時に癒やしていくことで、体だけでなく精神的な満足感も提供することが求められます。一人ひとりのお客様が求めているものを察知して、その人に合った接客とサービスを心がけることが、この仕事の本質といえるでしょう。
自分を磨き続ける
女風セラピストの仕事は、実はお客さんと接している時間だけじゃありません。むしろ、普段から自分を磨き続けることが本当に大切な仕事の一部になっています。まず体づくりは基本中の基本です。例えばジムに通って筋トレしたり、食事管理をしたり、肌のケアをしたりと、見た目を整えることは欠かせません。お客さんに「素敵だな」と思ってもらえるような外見を維持するのも立派なお仕事です。
それから会話力も重要なスキルです。お客さんとの時間を楽しく過ごしてもらうために、いろんな話題についていけるよう情報収集したり、聞き上手になるための勉強をしたりしている人も多いです。映画やドラマ、音楽、グルメ情報まで、幅広い知識があると会話が弾むものです。
さらに、マッサージ技術やリラクゼーションの知識を身につける人もいます。お客さんにより良いサービスを提供するために、プライベートの時間を使って技術向上に努めているセラピストも少なくありません。こうした日々の積み重ねが、結果的に収入アップにもつながっていくんです。
関連記事:女性用風俗セラピストの役割って?施術だけじゃない!心遣いと癒しの提供
現役セラピが語る!女風の仕事は稼げる?

正直なところ、多くの人がイメージする通り、「稼げる」仕事だと言えます。ただし、誰でも簡単に大金を稼げるわけではなく、そこには「頑張り」や「コツ」が必要になってきます。
自分の頑張りがダイレクトに評価されるので、「やればやるほど稼げる」というやりがいを感じる人も多いでしょう。
女風セラピストの給料と平均月収
女風セラピストの収入は、基本的に売上の一定割合を受け取る「完全歩合制」で構成されています。例えばアンモモの場合、コース料金の60%がセラピストの取り分であり、指名料や交通費は全額セラピストに支給される点が特徴的です。具体的には120分コースを例に挙げると、新規顧客では19,000円の料金から手取りが10,000円、リピーターになると22,000円に対して12,000円が支払われます。さらにプラチナ2ランクに達して指名料4,000円が加わると、新規で14,000円、リピーターでは16,000円が得られる仕組みです。
このような明確なバック率と指名料全額還元の制度は、キャンペーン割引などがあってもセラピストの収入が減ることがないという点でも優れています。
実際の収入モデルで見ると、以下のような給与水準になります。
週2回(月に8回)・1日1件のペースで働いた場合:月収はおおよそ8~10万円
週3回・1日2件のペースで働いた場合:25~30万円
週5日・1日3件のペースで働いた場合:50~65万円以上
加えて、業務に慣れ3ヶ月以上継続するセラピストのうち25~33%は、月売上50万円以上(月収に換算して30万円以上)を達成しており、高収入の実現も現実的なラインと言えます。
最も成功している売れっ子セラピストに限れば、リピーター向け120分コース(報酬16,000円)を1日2件、月に約32件こなすような働き方で月収100万円という数字も夢ではありません。
つまり、女風セラピストの平均的な月収としては週2~3回の勤務で10万~30万円程度が現実的です。一方、出勤頻度や顧客数、リピーター率、指名料獲得などの要素を高めることで、月収数十万円、中には100万円を超えるセラピストも存在するというのが実態です。
また、どこまで稼げるかは個人の努力やスキル、勤務条件、顧客層などによる差が大きく影響する点も強調されています。
女風セラピストの年収については以下の記事でも解説しているので、参考にしてみてください。
関連記事:女風セラピストの年収はいくら?月収100万円も可能?女性用風俗で高収入を得るコツ
「楽な仕事」というのは幻想
女性のお客様に癒しと特別な時間を提供する女風セラピストは、一見華やかで穏やかな仕事に見えるかもしれませんが、実際には「楽な仕事」という印象は幻想に過ぎません。まず、予約が連続してキャンセルされることはスケジュールの柔軟な対応を求められるだけでなく、精神的なストレスにもつながります。さらに、施術後に料金が支払われないケースもあり、金銭的な打撃とともにプロとしての誇りが削がれるつらさも伴います。加えて、嫌がらせ目的の架空予約や、プライベートへの過剰な干渉、私物を無断で触られる行為などによって、仕事の安全性や安心感が脅かされることも少なくありません。衛生上の配慮として当然のシャワーを拒まれるなど、身体的・感情的な負担も大きくのしかかります。
こうしたトラブルや負荷は、見た目の華やかさをはるかに上回る現実であり、「楽な仕事だ」という印象を持つことは、セラピストの実際の苦労に目を向けていない証拠と言えるでしょう。
関連記事:女性用風俗で大変なことって?セラピストの本音や裏側を大公開
未経験でも稼げる?仕事に必要なスキルと身だしなみ
「未経験だけど、女風で働いて本当に稼げるの?」と疑問に感じる人もいるでしょう。結論から言うと、未経験でも稼ぐことは十分に可能です。ただし、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。まず、女性向け風俗の場合、男性向けとは求められるものが違います。テクニック重視というより、優しさや安心感、会話力の方が重要視される傾向があります。なので、特別なスキルがなくても、人当たりが良くて相手の気持ちに寄り添える人なら、最初からそれなりに指名をもらえることが多いです。
実際に働いている先輩の中にも、「最初の月でも20万円は稼げた」という人もいれば、「慣れるまで3ヶ月くらいかかった」という人もいます。個人差はありますが、平均すると未経験からスタートしても、3ヶ月目には月30万円以上稼いでいる人が多いようです。
ただし、長期的に安定して稼ぎ続けるには、やはりお客さんとの信頼関係を築くことが大切です。リピーターを増やしていけば、時給や指名料もアップしていきますし、月50万円以上稼ぐベテランセラピストも珍しくありません。最初は誰でも未経験なので、やる気があれば十分にチャンスはあります。
女風ユーザーの本音―セラピストに求めるものって?

多くの女性用風俗のユーザーが求めているのは、単なる身体的なサービスだけではありません。むしろ、心の奥底にある「満たされない気持ち」を埋めてくれる存在として、セラピストを求めています。
徹底的な承認と肯定
女性のお客さんがセラピストに求めている一番大きなものとは、実は徹底的な「承認」と「肯定」なのです。これは多くのベテランセラピストが口を揃えて言うことで、技術的なことよりもずっと重要だったりします。普段の生活で、女性は意外と否定される機会が多いものです。職場では厳しく評価され、恋愛では相手に合わせることを求められ、家庭では完璧を期待される。そんな日常の中で、「ありのままの自分を受け入れてもらいたい」という気持ちが強くなるのは自然なことです。
だからユーザーは、セラピストには「あなたは素敵ですね」「その考え方いいと思います」「頑張ってますね」といった言葉を求めています。外見のことでも、仕事の愚痴でも、恋愛の悩みでも、とにかく否定せずに受け止めて、肯定的な反応を返してほしいのです。
実際に働いているセラピストの話を聞くと、「お客さんが一番喜ぶのは、話を真剣に聞いて共感した時」だそうです。技術的なサービスももちろん大切ですが、それ以上に「この人は私を理解してくれる」「私を認めてくれる」と感じてもらえることが、リピートにつながる最大の要因になっています。つまり、相手を肯定し続ける姿勢こそが、この仕事で成功するための核心部分と言えるでしょう。
関連記事:【悩み相談】女性用風俗ユーザーが抱える性や心の悩みにセラピストが回答!
「彼氏感」の提供
女性がセラピストに求めるもので特に多いのが「彼氏感」の提供です。これは単純に恋人のようなスキンシップを求めているというより、もっと深い心理的な部分での満足感を求めているのです。例えば、お客さんと話していると「普段は仕事で忙しくて、誰かにゆっくり話を聞いてもらう時間がない」「恋人はいるけど、なかなか甘えられる雰囲気じゃない」といった声をよく聞きます。つまり、日常生活で不足している「特別扱いされる感覚」や「大切にされる感覚」を求めて利用される方が多いと言えます。
具体的には、手を繋いでくれたり、優しく頭を撫でてくれたり、「お疲れさま」「頑張ってるね」といった労いの言葉をかけてもらったりすることで、心の隙間を埋めようとしているのです。プライベートでは強がって生きている女性でも、セラピストの前では素直に甘えたい気持ちになる人が多いようです。
そのためセラピストとしては、恋人のような親密さを演出しながらも、相手を否定せず受け入れる姿勢が重要になります。「君は頑張っているよ」「一緒にいて楽しい」といった肯定的なメッセージを自然に伝えられるかどうかが、リピーターになってもらえるかの分かれ道になることが多いです。技術よりも心の距離感の調整が、実は一番大切なスキルかもしれません。
精神的な癒しと安心感
女性向け風俗を利用される方の多くが求めているのは、実は単純な性的満足以上に、精神的な癒しと安心感です。これは男性向けの風俗とは大きく違う特徴かもしれません。ユーザーの話を聞いていると、「仕事でストレスが溜まっていて」「最近、誰とも深い話ができなくて寂しくて」といった声をよく耳にします。現代社会は、特に女性にとって人間関係が複雑で、職場では強くいなければならないし、家庭でも気を遣うことが多い。そんな中で、「ありのままの自分を受け入れてもらえる場所」を求めている人が多いのです。
そこでセラピストに求められるのは、まず何よりも「聞き上手であること」。お客さんが話したいことを、否定せずにちゃんと聞いてあげる。そして「あなたは頑張っているね」「それは大変だったね」と共感してあげることで、お客さんは心の重荷を軽くできるのです。
また、「男性から優しくしてもらいたい」という気持ちも強いです。日常生活では、なかなか男性から無条件に優しくされる機会は少ないものです。セラピストが提供する優しさや包容力が、お客さんにとっては何よりの癒しになっているようです。技術的なことよりも、この精神的なサポートこそが最も価値のあるサービスなのかもしれません。
女風セラピによくある悩み

女性用風俗のセラピストは、高収入というメリットがある一方で、一見すると分かりにくい、特有の悩みを抱えがちです。
偏見を持たれやすい
女風セラピストが直面する最も深刻な悩みの一つは、社会からの根深い偏見と誤解です。多くの人々は彼らの職業を表面的にしか理解せず、単純な性的サービスと混同してしまいがちです。実際には、多くのセラピストは心理学やマッサージ技術について専門的な知識を持ち、ユーザーの心身の癒しに真剣に取り組んでいるにも関わらず、その専門性が正当に評価されることは稀です。この偏見は日常生活にも深く影響します。家族や友人に職業を打ち明けることができず、孤立感を抱える男性も少なくありません。また、他の職業への転職を考える際にも、履歴書の空白期間について説明に窮するなど、社会復帰の障壁となることがあります。さらに、医療機関や公的サービスを利用する際にも、職業を理由とした差別的な扱いを受けることを恐れ、必要な支援を受けることをためらう場合もあります。
これらの偏見は、彼らの人間としての尊厳を傷つけかねず、職業に対する誇りを持つことを困難にしています。社会全体での理解と認識の改善が求められている課題といえるでしょう。
孤独を感じやすい
女風セラピストが抱える孤独感は、職業の特殊性から生まれる独特な深刻さを持っています。仕事中は常にクライアントと密接な関係を築きながらも、それは本質的に一時的で表面的な繋がりに留まることが多く、真の人間関係とは言えません。施術中は相手に寄り添い、時には心の支えとなる役割を果たしながら、自分自身の感情や悩みを表に出すことは職業上許されません。職場での同僚関係も複雑です。競争的な環境であることが多く、同じ職業に従事していても深い信頼関係を築くことが困難な場合があります。プライベートでは職業を隠さざるを得ないため、恋人や友人との関係においても常に仮面をかぶっているような感覚に陥ります。本当の自分を理解してもらえる相手を見つけることは極めて困難で、表面的な付き合いしかできないという現実があります。
また、将来への不安も孤独感を増幅させます。年齢とともに仕事を続けることが難しくなる不安、社会復帰への道筋が見えない恐怖などを、誰にも相談できずに一人で抱え込むしかない状況が心に重くのしかかっているのです。
仕事とプライベートの境界線が曖昧になりがち
女風セラピストが抱える特有の悩みとして、仕事とプライベートの境界線が曖昧になってしまう問題があります。この職業では、ユーザーとの間に擬似的な親密さを演出することが求められるため、職業上の役割と本来の自分との区別が次第に不明確になってしまいます。長時間にわたって感情的な共感や理解を示し続けることで、自分自身の本当の感情や価値観を見失ってしまうセラピストは珍しくありません。また、この仕事では相手の心理的なニーズに応えることが重要視されるため、常に相手に合わせた人格を演じ続ける必要があります。その結果、プライベートな人間関係においても無意識に「演技モード」が続いてしまい、恋人や友人との関係で素の自分を表現することが困難になる場合があります。
特に恋愛関係では、相手から職業的な技術と本心からの愛情を区別されることへの不安や、自分自身でもその境界が分からなくなることで深刻な混乱を招きかねません。
このような状況は、アイデンティティの確立や健全な人間関係の構築において大きな障害となり、精神的な負担を増大させる要因となっています。
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自身の恋愛や結婚への影響に懸念がある
女風セラピストにとって、職業が恋愛関係や結婚生活に与える影響は深刻な懸念事項です。交際相手や配偶者にとって、パートナーが日常的に他の女性と身体的接触を伴う仕事をしていることは、感情的に受け入れ難い現実となることがあります。たとえ純粋に施術目的であっても、嫉妬や不安を抱かせてしまうのは避けられません。特に結婚を考える際には、相手の家族からの理解を得ることが極めて困難になります。保守的な価値観を持つ家庭では、職業そのものが結婚の障害となり、関係を諦めざるを得ない状況に追い込まれることも珍しくありません。また、既婚者の場合、配偶者の職場や近隣住民に職業が知られることへの不安から、家族全体が社会的孤立を感じることもあります。
さらに深刻なのは、将来の子どもへの影響を考慮した時です。学校関係者や他の保護者から偏見を持たれる可能性や、子ども自身が友人関係で困難を抱える可能性を想像すると、職業継続への迷いが生じます。これらの懸念は、セラピストの人生設計全体に重大な影響を与える要因となっています。
家族や友人に仕事がバレるリスクがある
女風セラピストにとって、身近な人々に職業が発覚するリスクは常に付きまとう深刻な問題です。現代のデジタル社会では、インターネット上での情報拡散が予想以上に早く広範囲に及ぶため、匿名性を保つことが非常に困難になっています。店舗のウェブサイトや求人広告に写真が掲載されたり、SNSでの何気ない投稿から身元が特定されたりするケースも少なくありません。特に男性の場合、この業界で働くこと自体が社会的に異例と見なされがちで、発覚した際の家族や友人からの反応はより厳しいものになる傾向があります。父親や夫、息子がこのような仕事に従事していることを知った家族は、世間体を気にして強い拒絶反応を示すことが多く、関係修復が困難になる可能性も…。
また、同僚や学生時代の友人との偶然の遭遇、近所での目撃情報など、日常生活の中で身元が露見する可能性は常に存在します。このため多くのセラピストは、プライベートでも常に周囲を警戒し、自然体で過ごすことができない精神的負担を抱えながら生活しているのが現実です。
なぜセラピストは女風で仕事を続けるのか?

女性用風俗のセラピストが仕事を続ける理由は、単に金銭的なものだけではありません。高収入という大きなメリットに加え、この仕事でしか得られない独特の「やりがい」や「自己成長」が、彼らを惹きつけています。
お金だけではないやりがいがある
「結局お金のためでしょ?」と思われがちな女風セラピストの仕事ですが、実際に長く続けている人たちに話を聞くと、お金以外のやりがいを口にする人が多いです。特によく聞くのは、「お客さんに感謝されることの嬉しさ」です。サービス後に「今日はありがとう、すごく癒された」「また頑張れそう」と言ってもらえると、自分が誰かの役に立てているという実感が湧くそうです。普通の仕事では、なかなかここまでダイレクトに感謝を伝えてもらえることはないでしょう。
また、「人とのつながりを感じられる」ことも大きなやりがいの一つです。リピーターのお客さんとは、回数を重ねるうちに信頼関係が生まれて、まるで友人のような関係になることもあります。お客さんの悩みを聞いて、一緒に解決策を考えたり、成長を見守ったりする中で、深い人間関係を築けることに価値を感じている人も多いです。
さらに、この仕事を通じて自分自身も成長できると話す人もいます。コミュニケーション能力が向上したり、相手の気持ちを読み取る力が身についたり。そうしたスキルは、将来どんな仕事をするにしても活かせるものです。
接客経験を通してコミュニケーション能力や人間力が身につく
セラピストとして働き続ける理由の一つに、この仕事を通じて驚くほどコミュニケーション能力が身につくということがあります。お客さんは本当に様々なバックグラウンドを持った方々で、年齢も職業も悩みも全然違います。そんな多様な人たちと向き合う中で、自然と相手の気持ちを読み取る力や、適切な言葉選びができるようになるのです。特に女性ユーザーは、男性以上に繊細で複雑な感情を抱えていることが多いです。表面的な会話だけでなく、本当に求めているものを察知して応えていく必要があるので、相当な洞察力と共感力が鍛えられます。「この人は今日どんな気分なんだろう」「どんな言葉をかけたら安心してもらえるかな」と常に考えながら接客することで、人の心を理解する力がグンと伸びるのです。
そして何より、ユーザーから「ありがとう」「あなたがいてくれて救われた」といった感謝の言葉をもらえることで、自分の存在価値を実感できます。こうして培われたコミュニケーション能力や人間力は、将来別の仕事に就いたとしても必ず活かせるスキルになります。だからこそ、多くのセラピストがこの仕事にやりがいを感じ続けているのかもしれません。
「自分にしかできない」仕事としての誇りを持てる
女風で働き続けている男性セラピストの方々に話を聞くと、「この仕事には自分にしかできない価値がある」という誇りを持っている人は意外に多いものです。ユーザーから「あなたに会えて本当によかった」「久しぶりに心が軽くなりました」などと言われた時、セラピストは「自分が誰かの人生に良い影響を与えている」という実感を得られるようです。これは、一般的な会社員などの仕事ではなかなか味わえない充実感でしょう。
ユーザーの一人ひとりの心の状態に寄り添い、その人だけに合った癒しを提供することは、マニュアル通りにはいかない仕事です。自分の人間性や経験、感性をフルに活かして、誰かの心を支えているという実感が、この仕事を続ける大きな動機になっていることが伺えます。
詳しくはYouTubeの公式チャンネルでも動画を出しているので、ぜひ参考にしてみてください。
僕たちが女性用風俗で働く理由【前編】
僕たちが女性用風俗で働く理由【後編】
まとめ
女風セラピストという仕事は多面性を持っています。高収入の魅力がある一方で、社会的偏見や人間関係の複雑さなど、決して楽な道のりではありません。しかし実際に働く男性たちは、お金以上にお客様からの感謝や自分自身の成長に価値を見出しています。この仕事に興味を持つ方は、メリットとデメリットを十分に理解した上で、自分にとって本当に意味のある選択なのかを慎重に考えることが大切です。どんな職業でもそうですが、覚悟と誇りを持って取り組むことが成功への鍵となるでしょう。ぜひアンモモの求人募集もチェックしてみてください。求人情報
公式YouTube「うるおう女風ちゃんねる」について
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【監修・著者】
山上 潤(やまがみ じゅん)
女性用風俗セラピスト/「Un moment pour toi」「Un moment inconnu」代表
2018年より女性用風俗セラピストとして活動を開始。業界では異例となる口コミ累計1,400件超・リピート率90%以上という実績を持ち、
顧客満足度の高い接客スタイルに定評がある。
プレイヤーとして活動する一方で、店舗運営や新人セラピストの育成にも従事し、
現在は無店舗型女性向け風俗ブランド「Un moment pour toi(アンモモンプートア)」および
系列店「Un moment inconnu(アンモモン アンコニュ)」の代表として業界全体の健全な成長にも尽力している。
セラピストとしては、単なる性的快感の提供にとどまらず、会話・空間演出・丁寧な心理的アプローチによる「心身の癒し」を重視。
施術だけでなく、予約前の心構え、初対面時の空気づくり、終わった後の気持ちの整理まで一貫して寄り添うスタイルを貫いている。
高校時代にはネットラジオを通じて「声で癒す」体験を積み、その後も表現・言葉選び・感情の読み取りにおいて独自の感性を磨き続けてきた。
接客人数・経験値ともに業界トップクラスであり、「人生が変わった」「自己肯定感が上がった」という声が後を絶たない。
本記事では、女性用風俗というテーマに対して読者が安心して正しい情報に触れられるよう、実体験に基づいた監修・編集を担当。
自身の活動を通して得たリアルな知見と、業界のあり方に対する真摯な姿勢をもとに、執筆・企画・チェックを一貫して行っている。